LARICAは、高い品質のバロックパールを生産者から直接仕入れ、LARICA独自の「Sクラス」品質しか販販しないというポリシーを持っています。
(ちなみに、真珠は一般的に「AAA」という基準で分けられているため、「Sクラス」というものは存在しません。LARICA独自の基準であり、他店の基準と異なります。同様の記述にはご注意ください。)
LARICAは大量のバロックパールをお取り扱いしているため、ある一定量、はじかれてしまうパールが出てしまうのです。そして、最終的にそれを判断しているのは私自身です。だからこそ、はじかれたパールをどうしたらよいか、ずっと考えていました。
そして今年の2月、初めてInstagramのストーリーでそのことをつぶやいたところ、フォロワーの方からたくさんの反響をいただきました。
いろいろな視点、考えがあることを知ることができ、とても参考になったので、こちらで共有させていただきます。
こんなふうに、皆様からご意見をいただけたことが嬉しかったですし、皆様とディスカッションしているみたいで、とても新鮮でした。
これ以外にもたくさんのメッセージをいただき、すべて返信させていただきました。
一部はストーリーで共有させて頂いたのですが、社内で『共有することで、完璧なパールが欲しい人に対する押し売りにもなりかねないのではないか』という意見が出ました。
確かに、いただいたご意見は、私の“どうにかしたい”という想いに共感してくださる方の前向きなご意見ばかりでした。ですが、実際はそういう考えでない方もいるはずで、共感してくださった方のご意見を共有することで、逆の意見を言いにくい状況にしてしまったともいえます。
言われてハッとさせられました。自分が善と思ってやっている言動が、ある人にとってはそうでない事もあるのです。
「サステナビリティ(sustainability)」という言葉が世界的に広がり、企業がサステナブルな取り組みをしていたり、そのようなコンセプトで商品開発をしている企業も増えています。
「サステナビリティ」という言葉は、耳障りがいい言葉なので、詳しく知らなくても「なんか良さそう」と感じますよね。そして、そういう物を選ぶと、自分がなんだかいい事をしている感覚になります。
社会のため、環境のために何かしたいけど、何をしたらよいかわかない...という人にとっては、選択肢を持つことは良い事だと思います。
「オーガニック」や「無添加」も同じで、人体に良くないものを排除するという流れもあり、特に子供を持つ親は食にこだわっている人が多い印象ですが、元を正せば、農薬を使わなくてはいけない理由や、添加物をいれなくてはいけない理由もあったわけで、何かを排除することで別の問題が生まれたりもします。
食に関しては、神経質になると本当に食べるものがなくなります。(^^;)
サステナビリティについては、考えれば考えるほど、混乱します。
だけど、正しさはゼロイチでは測れないと思うのです。いろいろポジションからのいろんなスタンスがあってよいのです。なので、人それぞれの「できるだけ」でよいと思います。
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