行動の先に

先日、日曜日の午後、甲府オフィスに11人の高校生が集まってくれました。

半年前まで想像していなかった光景が、目の前に広がっています。

甲府オフィスでは、山梨県の高校生や大学生にご協力いただき、新規事業を動かしていきます。

たくさんの方が興味を持って集まってくださり、とても有難いです。



何か「きっかけ」があった時、そのきっかけをどうしていくかというのは、その人自身の問題。

「きっかけ」というのは、本当になんでもよくて、今回集まってくださった学生さんたちは、起業に興味があるという方、なんとなく楽しそうと思って参加してくれた方、オフィスの環境に惹かれたとか、ドリンク飲み放題とか、ピザ食べ放題に惹かれた方もいるかもしれません。(笑)

いろいろな理由があると思うのですが、その「きっかけ」は何だっていいのです。



私が大事にしていることは、「何かに巻き込まれてみる」とか、何かきっかけがあった時に「やってみる」ということ。

ひとりで自分と向き合うより、誰が作ってくれた機会を受け取った時に湧いてくる感情や考えで自分を知る、という方法は、自分を知ることや、自分の世界を広げる上でとても有効な方法なんじゃないかと。

行動して、体験して、五感で感じて、それを自分の中で解釈して、唯一無二の独自の価値をたくさん積み重ねることが大事だと気付いたからです。



たとえば、起業家になりたいなら、起業家の近くで学ぶことが一番の近道だと私は思っています。

起業のための本は世の中にたくさんあるけれど、ありきたりなHow toが書かれている本よりも、実際に経営して様々な経験をされてきた方のリアルな話、考え方を聞くことの方が断然面白いし、学びがあります。

誰かの体験や経験から得られるオリジナルな情報にこそ価値があり、そして、それらをたくさん持っている人に魅力を感じます。



私は、LARICAを始める前に勤めていた会社で、入社してすぐに「北海道に行ってきてください」と社長に言われ、入社した二週間後には北海道にいました。(笑)

他のスタッフと旅をしながら、議論をしたり、レポートを書いたり、時にはおいしいごはんを食べたりする時間を過ごしました。それって何の意味があるの?とか、なんでわざわざ北海道でやるの?とか、最初は戸惑ったりもしました。一般的な会社ではないことだから。

その後も、経営企画室に所属し、日本全国津々浦々旅をしたり、世界中を旅する機会をいただきました。

自分では絶対に行かなかった場所に行くことができたし、自分ではできない様々な経験をさせていただきました。

それだけ聞くと、「いいなぁ!」「うらやましい!」と思われるのですが、それはそれはとても苦しい時間でもありました。

私に任された業務は一切ありません。(ちなみに会社はIT系)

その時点で、一般的な会社ではあえりえないことでした。

新入社員の私が求められていたのは、自分自身と向き合い、自分を知ること。

自分の体験したことを通じて、感じたこと、学んだことは何か都度言葉にすること。

人の意見を聞き、それらを通じて自分の考えや物の見方を疑うこと。

来る日も来る日も文章を書き続けました。

書いても書いても社長に突っ込まれ、指摘をされ、しかも、それが正論すぎてぐうの音もでないという・・・(^^;) そんな時間を過ごしていました。



今思うと、決められた業務を決められた時間にやる、ということの方が、何倍も、何十倍も楽だったと感じます。

だけど、社長は私たちスタッフに業務をすることを求めていませんでした。

「人は誰でもやりたいことができ、生きたいように生きることができる」と信じ、私たちにあらゆる機会を提供してくれました。

そんな経験をしてきたからこそ、自分が見ている世界を常に疑い、考えを疑うということを学ぶことができ、前職の経験があるから、今の自分があると思っています。

なので、目の前に何か機会があったら、それが自分にできるかできないなんて関係なく、「とにかくやってみる」というのは大事なことだったのだと感じます。

動いた分だけ視界はどんどんクリアになって晴れていくし、学びや気づき、結果は、いつも行動の先にしかないと思います。



そして、このブログ書をいている最中、再放送のマツコ会議で、マツコさんがとてもいいことを言っていたのでシェアしたいと思います。←TV観ながら書いているのがバレる。(笑)


自分で決めるということは、自分で選んだ場所にしか行けないという事でもある。

私は流されて生きてきたからこそ、自分では選ばないような道や場所に辿り着いて、いろんな経験ができた。

流されてみると、自分が絶対チョイスしない場所に着いたり、見えない景色が見えたりするから、そこで私は気付かされてきたタイプ。」


マツコさんが私が今回書きたかったことを、テレビの中から完結に伝えてくれたー!ミラクル!


「流される」という言葉は、マイナスに聞こえたり、捉えられたりするけれど、流されてみたからこそ、経験できること、得られるものがあるんです。

私たちは、自分が生きてきた中で、自分が見てきた狭い世界の常識からしか物事を判断することができません。これは紛れもない事実です。

人は自分の興味のあること以外の情報は得ようとしない生き物だから、興味がないこともやってみるというのも、自分の世界を広げる上で必要なのだと思います。

多くの経験をし、多くのことを学んだ人は、それだけ多くの選択肢を得ることができます。

選択肢がある、選べる、というのは、実はとても幸せなことなんですよ。



人生って本当に選択と判断の連続だなぁと思います。

時にはその後の人生を左右する、大きな決断をしなければならないこともあります。

そんなとき、どちらかがいいか?どちらが間違っているか?と悩むことになります。

だけど、決断する瞬間に、正解・不正解なんてないんですよ。

自分が選択肢した道を正解にするためにあがくだけ。

あがく時間、その経験が自分を成長させてくれるものだと私は信じています。

私はいつもあがいいるなぁ。もっと余裕のある大人になりたい。

そのために今日もあがきます。(笑)


LARICA Director's Blog

アクセサリーのこと。日々のこと。

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