悩み続けなければならない

このところ、「正しい」とは何なのだろう、と考える機会が増えました。

自分にとっては正しく見えることも、

他の人にとっては間違いに見えたりします。

自分が信じてきたものは本当に正しいのだろうかと、

揺さぶられることもあります。



一般的に、悩んだり迷ったりすることは

ネガティブに受け取られることが多いと思うのですが、

私の場合、この過程を避けては通れない性格のようです。



日々、あらゆる決断をこなしていかなければならない中で、

正直、悩んでいる時間は惜しいと感じるし、面倒に感じることもあります。

何も考えたくない・・・という時もあるけれど、

結局考えずにはいられないのです。

問題はときにとても複雑なので、

考えることを放棄してしまいそうになることもあります。

考えないことはとても楽だから。

しかし、楽をするために思考を停止したり、

自分自身を省みることなく「自分が正しい」と肯定すること、

「自分を信じる」という自信を持つことに対しての危険性を

自覚しなければいけません。



「常に考えること、立ち返ることを止めてはいけない」

社会人になってそう教えてくれた方には、本当に感謝しています。

自分を疑うことを忘れた瞬間に、

人としての堕落が始まると思っています。

立ち止まって迷い、悩み、多面的に考えるための時間は、

無駄な時間ではなく、とても大切な時間です。

あの時の自分の言動や決断は、果たして正しかったのか。

自分の信じるものは本当に正しいのか。



長く続いている老舗やブランドは、

昔から「変わらないこと」がある一方で、

時代に合わせて柔軟に「変化」しています。

商品、デザイン、場、サービス、システム、コミュニケーション・・・

その裏では、日々、多くの失敗と試行錯誤が続けられ、

今日も新しい何かが生まれています。

その背景には、自分たちの信念を貫くということ以前に、

自分たちの意義や信じるものが正しいかどうか、

常に迷い、悩む手間を惜しまず続けてこられた人たちがいるのでしょう。



私たちは、誠実であるために、

自分の信じるものが本当に正しいのかを疑い、

自分にとっての「正しさ」を

更新しつづけなければならないのだと思います。

愛用しているニーモシネのノート。
私は無地タイプを使っています。
線に捉われず自由に書けるのがいいんです。
「書くこと、考えることが仕事を創造的にする」
というキャッチコピーもいいですよね。^^

持ち運びにはA5サイズがおすすめ。



そして、昔からあるこのサインペン。
赤ペンは学校の先生の定番アイテムですよね。
甲府オフィスで、何気なくパッケージを見たら...
「世界で初めて開発され...」と書いてある!
興奮しました。(笑)
今は黒、赤以外にもカラフルなものが出ていて、
オフィスで使っています。



LARICA Director's Blog

アクセサリーのこと。日々のこと。

0コメント

  • 1000 / 1000